人生を楽しく生きる

海、旅、50代

旅好き、旅行記を手に取る。

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フィンランド・ヘルシンキ


本屋に行くと、無意識に旅行記を手に取る。

まるで、友達と旅の話でもするかのように、旅行記を手に取る。

そして、それは、どこの国でも構わない。どんな国でも、どんな旅でも構わない。

ネットで旅の記事を読むこともある。ネットの場合、とても好きな人、好きな文がはっきりする。とっても短くても、好きな文もある。たぶん、好みなのだけど。その人らしい、素朴な文、情景を想像してしまうようなそんな文が好き。

私はきっと、本や文を読むとき、同じような旅好きの友達の話を聞いている気分なのかもしれない。

そう。私にとって本は友達。

気の合う、ともだちのひとり。

だから、いい本に出会うと、友達がひとり増えたようでうれしくなる。

 

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ニューヨーク


行ったことないところ、行ったことあっても他の人の旅の話は、本当に楽しい。一日中でも聞いていたい。文字の力かもしれないけれど、実際行くより想像の世界は楽しいのかもしれない。

旅の仕方は、人それぞれだから。いろんな考えや旅の仕方も垣間見れて、へぇ〜って、思わずその人の世界に入ってしまう。

 

私は、昔鉄道の旅行記が好きだった。もちろん今でも好きなのだけど。その頃は(10代後半から)、宮脇俊三といって、鉄道の旅行記を書くとても有名な作家がいた。新しい本が出るたびにわくわくしながら読んでいた。国内だけではなく、海外の鉄道の旅行記は行ったことがないだけにドキドキしながら読んだ。

私は、鹿児島から東京に短大に行くために上京していたから、帰省のたびに鉄道の旅行をしていた。

なぜ鉄道の旅行かというと、鹿児島から東京は鉄道で行くには遠すぎて、普段は飛行機。夏休みや、冬休み、春休みになると学校の寮が早々と閉まるので飛行機で帰らず、青春18きっぷで鉄道の旅をしていたから。そして、その頃は、寝台列車もあった。

 

学生時代、友達と本の話をしていて、「宮脇俊三っていう作家がいてね、とっても面白いんだよね〜」って言ったとき、「知ってるよ〜、鉄道の作家でしょう〜、いいよね〜」って言った友達は、今人生をともに歩んでいる。

好きな本が一緒、いいと思う価値観が一緒というのは、うれしい。

 

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南鹿児島駅


昔っから、旅好きなのだけれども、なんで旅するのか?なんで旅に行きたくなるのか?というと、たぶん、非日常が好きなのかもしれない。

毎日同じ風景、同じ日常に時々変化が欲しいのかもしれない。

いつもと違うこと、違う風景が見たいのかもしれない。

 

よく自分探しというけれども、自分探しというより、いろいろな文化や景色を見ること、感じることで、なにか気がつくこともあるのだろうと思う。日常をいつもと違う角度から見れるというか・・・。

そして単に、気持ちのリフレッシュかもしれない。

 

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フィンランド・ヘルシンキのお寿司屋さん


素晴らしい景色、わくわくする町並み、そしておいしいもの・・・。

やっぱり、おいしいものとの出会いは、うれしい。私の場合決してグルメのお店ではないけれど、安くて美味しいお店が好き。以前にも書いたけれども、ニューヨークの中華街、インド料理。フィンランドのお寿司屋さん。いつもGooglemapを屈しして口コミを読んでおいしい近くのお店を探す。

せっかくの旅行なので、買い物や観光地巡りにはあまり時間は使わない。行きたいところ、美術館や町を巡り、そして電車やバスに乗って市内をまわる。こんな事を言うと、変なのだけれど、私はあまり欲しいものはない。そもそも荷物が増えるのもめんどくさいし、荷物が重くなるのも好きではないから。

きっと旅行という体験が好きなのだと思う。

 

まぁ、ときどきドキドキしたいだけかもしれない。

 

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