なぜ北欧の暮らしは世界一幸せなのか?
本屋さんで、この本「限りなく完璧に近い人々」を見つけて手に取った。
めずらしいな〜と思ったのは、いつも日本人が書いた北欧デザイン、北欧雑貨、北欧ガイドブックが多かったから。
この本の面白いのは、イギリス人が書いている事。いつもと目線が全然違う。
そして、イギリスジョークに思わず笑える!
私はこの本を手に取るまで知らなかったが、作家のマイケル・ブースさん、日本では結構知られているのではないだろうか。
ベストセラーにもなった「英国一家、日本を食べる」を書いた作家だ。NHKでアニメドラマ化もされた様だ。
北欧5カ国、デンマーク・アイスランド・ノルウェー・フィンランド・スウェーデン。
北欧とひとくくりにしてはいけないのだな〜と、思った。
歴史も違う。当たり前だが、国の位置が歴史を大きく変えることに、どうしようも出来ない理不尽さもあるんだな〜と。
決して豊かではなかった北欧の国々が(そうそれもあまり知らなかった。私が世界史の勉強をしている頃は、まだ今ほどではなかったのではないだろうか)
まるで「アリとキリギリス」の様に寒さに耐えながら、必死に蓄えていった、学んでいったんだな〜と。
それぞれの国が、全然違い、またそれぞれの国同士の関わりも、面白い。
そして作家のインタビューの切り口がまた面白い。
建前と本音、現実、考え方・・・。深く知ることで、今までの景色が変わってくるのが分かる。
北欧好きな方、是非読んでみたらいいかもです。視野が広まり、思考が広がり、想像が広がる。
北欧に興味を持った私が今まで読んで、おすすめの本たち。
北欧/デザインと美食に出会う旅 鈴木緑(文•写真) 東京書籍
北欧/ナチュラルライフに出会う旅 植月緑(文)鈴木緑(写真) 東京書籍
フィンランド 森と街に出会う旅 鈴木緑(文•写真) 東京書籍
このシリーズは、1999年から2006年にかけて出版された本で、(他にも数冊あるのですが)まだ、北欧が今ほど人気ではなかった頃の、草分け的な本であり、鈴木緑さんは北欧ブームの先駆者なのではないかな〜と思っっています。
なかなか行けない地方まで足を伸ばし、くまなく回っているところ。
そして文字数がかなり多いところ!
目に見えない現地の人々の考え方や思いに触れているところ。
20年近く前に、これだけの取材をなさって、ガイドブックでもなく旅行記とも一線を画す内容です。
私が北欧により興味を持ったきっかけになった本。
筆者の鈴木緑さんは、家具のバイヤーからデザインジャーナリストになりこの本を執筆されたが、それ以降の活動が不明なのは残念。
北欧デザインをめぐる旅 萩原健太郎 (株)ギャップ•ジャパン
作家の萩原健太郎さん、他にも何冊も北欧デザインの本を出版されている。
私の様に北欧デザインといえば、マリメッコやイッタラぐらいしか知らなかった北欧デザイン好きには、ひと通り北欧デザインについて学べる。
北欧建築、北欧家具、北欧インテリア・・・とても丁寧に素敵な写真で描かれている。
私の中では、北欧デザインの本の中ではベスト。
北欧デンマークに留学されていたそうで2008年出版の本。ライターでありフォトグラファーの荻原健太郎さんのオフィシャルサイト。
*上記の4冊は図書館で借りて読んで良かったので購入した本です。
もう本屋さんにはないかもしれないけど。図書館にはある!
なかなか旅行に行けない、この時期。せっかくなので、本でも読んで本の中で旅をするのも楽しいかも。
最後まで読んでいただきありがとうございました。