散歩が、体にいいというのは、まぁ、分かっていることだけど、
さらに心理学的効果もあるという話。
散歩するのでも、せっかく散歩するなら、自然がたっぷりあるところがいいし、
眺めもいいところがいい、何となくそう思っていたけれど 。
その、何となくは、実際には、とても意味があったのです!
それは、科学的にはもちろん心理学的にもいいそうです。
どんなふうにいいのか、ご説明します。
散歩の科学的・心理学的効果
散歩自体は、とても気持ちのいい活動で、運動量の少ない有酸素運動。
カリフォルニア州立大学によると、散歩をすることで、
セロトニンだけでなくエンドルフィンも分泌するとのこと。
この2つの成分は、幸せの化学物質で、ストレス軽減、良い気分でいられる、
穏やかな気分になるなど。
また、デューク大学の研究で、うつ病の人に行ったウォーキングの実験では、
ウォーキングを行うことで、抗うつ剤を服用するのと同じ効果があり、
また幸福感がアップするだけでなく、その効果が持続するそうなのです。
散歩をすることで、体も健康になり心も元気になるということでしょうか。
自然や美しい眺めの科学的・心理学的効果
そして、次に自然や美しい眺めの、心理学的効果についてです。
昔から「花鳥風月」という言葉があるとおり、私たちは自然の眺めの美しさを見出してきています。
日常でも、庭木・ガーデニング・観葉植物など様々な形で、自然と接触していようと心がけています。
入院患者が、眺めのいい部屋に入院しただけで、回復が早かったという研究や、
子供を対象にした研究では、近隣の自然により日常生活におけるストレスの影響を弱め、
子供の心のいい状態に促進的作用があるとのこと。
また、従業員を対象にした研究では、窓からの眺めが従業員の心のいい状態を向上させたとのこと。
美しい眺めに思わず見とれてしまう、美しいと感じる、気持ちいいと感じる、
そういう自然体験や自然の景色に触れることで、疲労回復やストレス低減、回復効果もあるんですね。
まとめ
自然のあるところ、眺めのいいところを散歩することを、
心がけて行うことが、体の健康、心の健康につながるのではないでしょうか。
近場の景色のいいところ、自然のあるところで是非お散歩をどうぞ。
参考文献
芝田征司、「自然環境の心理学ー自然との選好と心理的つながり、自然による回復効果ー」
環境心理学研究、2013年第1巻第1号38-45
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