
きれいなビーチがたくさんある静かな離島。けれど、程よく街も開けていて、セブンイレブンもある。そんな“ちょうどいい”、タイ南部のランタ島。
タイ南部に位置するランタ島は、バンコクから少し遠い場所にある。行くには飛行機、バス、フェリーなどを組み合わせる必要があり、バンコクから直行できるわけではない。
行き方はいろいろあると思うが、私たちはバンコクからトランまで寝台列車に乗り、トランからバスとフェリー(バスに乗ったまま)を乗り継いでランタ島へ向かった。トランでの乗り換えは情報が少なく不安だったが、結果的にはスムーズにランタ島へ到着できた。
ランタ島に着くと、大きな通りには車やバイクが走り、お店も並んでいて、思っていたより賑やかだった。
船乗り場のある北部はアップダウンが少ない平地で、宿やお店も多く、移動しやすい。一方、南部は坂道が多く少し険しい道も続くが、こちらにも宿やコンビニが点在している。きれいなビーチの周辺には宿が集まっていて、バイクや車があれば島のあちこちを自由に巡ることができる。

島ではたくさんの欧米人が、のんびりとビーチライフを楽しんでいた。私たちはランタ島を一周したり、西海岸のビーチを巡ったりして、アクティブに島を楽しんだ。波が穏やかで遠浅の海が多く、毎日泳ぐには最高の環境だった。自然も豊かで、静かに過ごしたい人にもピッタリの場所だと思う。
「欧米人に人気の場所は、やっぱり間違いない!」——そう実感した旅でもあった。
ランタ島は北欧の人が多い。特にスウェーデンの家族連れをよく見かけた。島にはスウェーデン系の学校があり、幼児〜高校相当まで通えるという。
また、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、そしてドイツ、フランスの国旗が店頭に並ぶお店を何軒か見かけた。これは「北欧やドイツの人が多いエリアだよ」ということを表しているような気がする。ほかにはイタリア、東欧の人たちもいて、ランタ島では英語以外の言葉を耳にすることも多かった。そして彼らは英語も上手に話していて、現地のタイの人たちとスムースに会話していた。

プーケットやサムイ島のようなタイの有名リゾートとは、雰囲気がかなり違う。歓楽街のような賑やかさはなく、いわゆる観光地もあまりない。あるとしたら、東海岸のオールドタウンや南部の国立公園くらいかもしれない。だからなのか、日本人をはじめアジア系の旅行者をあまり見かけなかった。
この島の魅力は、やはりビーチなのである。きれいな海を眺めながらゆっくりと過ごし、泳ぎ、歩き、ただ自然の中で過ごす。ランタ島は、そんな時間を楽しむための静かな島なのだと思う。

海風を感じながら浜辺を歩き、きれいな海で泳ぎながら過ごした7日間。あっという間だった。もっとゆっくりしたかった、というのが正直な感想である。
幸せな7日間だった。