タイのクート島で過ごした9日間の旅。
あっという間だった。
タイの端、カンボジア国境近くに位置するクート島。
バンコクからバスとフェリーを乗り継ぎ、決して近いとは言えない不便な場所。
だからこそ、そこには静けさと豊かな自然が残っている。
遠浅で透明度の高い海に囲まれた、素晴らしい島。
島の奥地へ進んでも、素朴なバンガローリゾートが点在し、ゆったりとくつろぐ人々の姿があったのには驚いた。
西海岸には数多くのビーチがあり、バンガロータイプのリゾートが並ぶ。
そこでは、思い思いに過ごす人々がいた。
バイクで島を走ると、同じようにビーチ巡りを楽しむ旅人たちとすれ違う。
バンコクから遠く、不便な場所にありながらも、多くの人々がクート島の静けさと美しさに魅了されて訪れていることに共感した。
夕暮れのビーチには、自然と人が集まる。
ゆっくりと太陽が沈み、静かな夜が訪れる。
自然の沈黙に包まれるひととき。
それが、クート島。
今はネットで世界中の情報や景色を簡単に見ることができる。
しかし、旅をしていつも思うのは、実際に行ってみると想像以上の感動があるということ。
そこに足を運ばなければ感じられない景色、目にすることのできない光景が広がっている。